非認知能力~数字で表せるのは認知能力、この二つの関係は

認知能力は、学力。
非認知能力は、測定できない能力。
非認知能力の中でも【聞くチカラ】と密接なのが、コミュニケーション力、創造性、意欲であると考えられる。「しっかり聞く」ことができないと、大切なことをスルーしてしまったり、聞いた聞かないでコミュニケーションがうまくいかなかったりする。しっかり聞くことができると、いろいろなことを感じ、イメージを膨らませたり、創造力を膨らませたり…ということにもつながっていく。また、音や音楽をしっかり聞くことで、この曲スキ、この音スキ、イイかも、と集中し、もっと聞きたい、まねしたい、やってみたい、という【意欲】につながっていくと思う。
知り合いの私塾の塾長先生と、音楽をやっている又は生活の中に音楽があるという子は違う、イメージ、想像することができるというか、やっていない子どもたちよりその力があるのではないか、というようなお話をしたことがある。お勉強ができる(知識をつめこむ)だけではだめだということが、近年よく言われるようになった。
頭がよくても「使えない」などと。息子の就活の時には、特にそんなことをよく耳にした。

【聞くチカラ】はベビーのころから伸ばしていける。特に生まれて数か月から10才前くらいまでが、耳の力が伸びる時期ともいわれている。ヤマハの先生だった時、音をだして子どもたちがその音を当てるということをとりいれていたが、早くから何度かやっているとわかるようになる。ただ、訓練のようなことは生活の中でやる必要は無く、【お話聞いて】や【キレイな音がするよ】【ママこの音すきよ】とか、【小鳥さんの声がする】と、大人も耳を澄ましてみたり、耳元でささやくのが効果的である。

次回も、非認知能力についての情報をお届けします。